第二次世界大戦中のイングランドのヘイスティングスを舞台に、クリストファー・フォイル警視正が、専属運転手のサマンサ(サム)・スチュアートとポール・ミルナー巡査の助けを借りながら、戦争の混乱を巧みに利用し逃げる犯罪者を捕えようと奮闘する。 妻を亡くしているフォイルは物静かで几帳面、理知的かつ誠実で正直だが、敵を甘く見ることもままある。扱う事件は主に、戦争による不当利得者、ブラックマーケット、殺人にかかわるものなどである。イギリス軍や諜報部の高官らと度々対立することもあるが、フォイル自身は全く気にかけず、正義を追求することに固執する。