1870年代、アメリカ人の父と中国人の母を持つケインは両親を亡くし、少林寺に入門。仏教の教えを受け、カンフーのマスターとなるべく修行を続けていたが、ある日、恩師を助けようとして人を殺してしまう。追手を逃れて父の祖国アメリカに渡ったケインは、西部を旅しながら様々な試練に立ち向かうのだった。少年時代のケインが師と交わす禅的問答を回想シーンとして織り交ぜながら、西洋社会の中で孤独に生きるケインと、彼に畏怖を抱きながら接する人々を描く。西部劇と東洋哲学を融合させ、人種差別や異文化との共存をテーマにした異色アクション・ドラマ。企画・脚本は「ゴードンの戦い」のエド・スピールマンと「警部マクロード」のハーマン・ミラー。製作総指揮は「ガンマンの対決」のジェリー・ソープ。