自身が幼少期から抱える“トラウマ”により、故郷の田舎街で人目を避けた暮らしを送っていた青年カイル。ある日、街で“悪霊に取り憑かれた少年”の噂を耳にしたカイルは、祈祷者としても名高い街の聖職者アンダーソンの元を訪ね、自らの過去とも深い関わりのある悪霊の存在と対峙していくことになる。 母親から虐待を受けた幼少期、悲痛のトラブルに見舞われた結婚生活、これまで“自分の愛する人間が悪霊に取り憑かれてしまう”という数奇な運命に悩まされてきたカイルは、独りで生きる道を選ぶことにより、その苦悩から逃れられるはずだった…。しかし、皮肉にもカイルの前に現れたこの邪悪なる存在は、彼自身の運命のみならず、世界の運命さえも脅かすほどの深い闇となり、妖しい広がりを見せていくことに。果たして、カイルが導かれる先にある、その驚愕の真実とは…!?